フジテレビが手掛ける正統派の「ラブストーリー」として、大きな話題となっているドラマ
「solent(サイレント)」。
当初は、主演の川口春奈さんや目黒蓮さん目当てに見始めたという人も多かったかもしれませんが、話数が進むにつれて「脚本の凄さ」に注目が集まってきています!
ドラマ「silent(サイレント)」の脚本を手掛けた脚本家とはいったいどんな人物なのでしょうか?
こちらの記事では、「silent」を手掛けた28歳の新人脚本家・生方美久さんにスポットを当てて、彼女のプロフィールや経歴などをお伝えしていきます!
※↓↓↓こちらの記事もあわせてどうぞ!



新人脚本家・生方美久(うぶかた みく)のプロフィール

まずは、脚本家の生方美久(うぶかた みく)さんについて、彼女のプロフィールをご紹介します。
名前:生方 美久(うぶかた みく)
生年月日:1993年生まれ(28〜29歳)
出身地:群馬県富岡市
学歴:群馬大学医学部保健学科卒業
生方美久さんは、1993年生まれ。
誕生日は公表されていませんが、2022年現在、28歳〜29歳です。
出身地は群馬県富岡市。
有名な世界遺産「富岡製糸場」のあるところですね!
富岡市は高崎市のすぐ近く。
ドラマ「silent」の主人公たちが通っていた高校が「群馬県高崎市」にあるという設定も、生方さんご自身にとって身近な土地だからなのかもしれません。
生方美久(うぶかた みく)の経歴は?

次に、生方美久さんの職歴について見てみましょう!
・群馬大学医学部保健学科で看護学を専攻し卒業
・大学卒業後は大学病院に入植し3年間勤務
・群馬県高崎市の「シネマテークたかさき」で勤務(アルバイト)
・クリニックで看護師として勤務(パート)
・2022年8月31日にクリニックを退職
→脚本家の仕事に集中(「silent」の執筆)
現在は新進気鋭の脚本家として注目を浴びている生方さんですが、もともとは助産師や看護師をされていた方なんです。
高校3年生の時に進路を決める段階で、医療職になりたいと考えた生方さん。
高3の時点ででどういう施設で、とか、どういう診療科で、とか、そういう希望はなにもなくて。
ただ、医療職にはなりたい、という感覚だったので、これは看護師がいちばん最終的に行きたいところに行き着ける気がする、と思いました。
生方美久さんのnoteより引用
医療職を目指すということで進学先は地元の群馬大学医学部保健学科を選びました。
そして、大学で色々な分野の看護を学ぶ中で、産科が好きだな、と思ったのだそう。
大学内の助産師コースを学内受験して合格し、1年間助産師の勉強もしたのだそうです。
看護師と助産師の国家試験に合格した生方さんは、大学病院の産科病棟で助産師として働き始めますが、3年で退職。
実は大学のころから映画にハマっていた生方さん。
映画を観るだけでは飽き足らず、「つくりたい」と思うようになったのだとか。

助産師として働きつつも、自分が映画をつくりたいという思いを抑えきれなくなった生方さん。
彼女の脚本家としてのスタートは、まだ助産師として働いていた2018年の春頃のことでした。
脚本家としての生方さんの経歴について、ざっくりとした流れがこちらです。
・2018年の春頃から、独学で脚本を書き始める(助産師2年目が終わる頃)
・2019年の春頃、病院を退職 → ミニシアターでアルバイトしながら執筆活動
・2019年10月期 NCW(映画学校)のクリエイターコースベーシックを受講
映画をつくりたい!と思い立ったものの、夜勤もあるような仕事をしながら、映画製作の学校に通ってじっくり学ぶことなど無理だと悟った生方さん。
そこで彼女は思ったのです。
「脚本なら人に教えてもらわなくても書けそう!」
と。
ご本人曰く「頑固」だという生方さん、やると決めたらあとはやるだけ!
「月間シナリオ」「月間ドラマ」などの本を買ってきて見てみたり、スマホで「脚本 書き方」で検索し、独学で脚本を書き始めたのだそうです。
脚本を書き始めてから、シナリオコンクールがたくさんあることを知った生方さんは、書けたものを応募するようになります。
そして脚本を書き始めてから1年ほどで病院を退職。
その後は群馬県高崎市の「シネマテークたかさき」でアルバイトをしながら、脚本を書いたり、NCWという映画学校に通う日々だったそう。
(当時は収入が少なく、実家暮らしだったのでなんとか生活出来ていた、とのこと)
そうしてコンクールに応募し続ける中、初めて賞を受賞する日がやってきます。
生方美久さんのコンクール受賞歴はこちら!
2019年:
・伊参スタジオ映画祭シナリオコンクール2019
『5月と春の花』奨励賞(中編の部)
2020年:
・伊参スタジオ映画祭シナリオコンクール2020
『煙に隠して』奨励賞(短編の部)
・第46回 城戸賞 『ベランダから』佳作
2021年:
・第33回 フジテレビ ヤングシナリオ大賞
『踊り場にて』大賞
・第47回 城戸賞
『グレー』準入賞
ちなみに、2020年の初頭から始まったコロナ禍の中、生方さんは2021年の春に実家を出て上京し、都内で看護師に復職しています。
もちろん、看護師として働きながらも脚本を書き続ける日々。
パートをはいえ、看護師として働きつつ脚本を書き続けていたのはすごいですね!
そして2021年に受賞した「第33回フジテレビヤングシナリオ大賞」の「踊り場にて」が、現在「silent」のプロデューサーをしている村瀬健さんの目にとまります。
ヤングシナリオ大賞の審査員をつとめていた村瀬プロデューサーが、生方さんの作品を読んで、彼女の才能に惚れこんだのだとか。
その出会いが、話題沸騰中のドラマ「silent」を生み出したのです。

生方美久の脚本の凄さとは?
