偽の議員バッジを付けて外務省や国会に侵入したとして、建造物侵入の疑いで逮捕された藤本叶人容疑者(22)。
東京都品川区南大井 在住の無職、藤本叶人(ふじもと かなと)容疑者(22)は、容疑を認め
「国会議員として認めてもらい自己満足感を味わいたかった」
と話しているといいます。
実際、彼は不法に侵入したものの、中で何かを盗んだり、誰かを狙ったりということは無かったようです。
しかし、もし彼がテロ目的の人物であったら?と想像すると大変恐ろしいですし、警備のずさんさにも疑問の声があがっています。
【追記:2022年10月6日】
その後、「窃盗と建造物侵入容疑で6日にも再逮捕」という報道が出ました。
「警視庁丸の内庁舎に侵入し、腕章を盗んだ疑いが強まった」とのことです。
ちなみに参議院の被選挙権は『満30歳以上』、衆議院では『満25歳以上』。
逮捕された藤本叶人容疑者の年齢は22歳とのことですが、バッジを付けていれば警備をスルーしてしまうほど老け顔なのでしょうか?
また、偽の議員バッジは簡単に手に入るものなのでしょうか?
偽の議員バッジで外務省や国会に侵入した藤本叶人(22)の顔画像は?

偽の議員バッジをつけて国会議員を装い外務省に侵入したとして起訴された、厚労省などが入る庁舎にも侵入したとして警視庁に再逮捕された、藤本叶人容疑者(22)の顔画像はこちらです。


マスクをしているので、はっきりとは分かりませんが、老け顔ではないようです。
25歳以上であれば本物の議員の可能性はあるので、目元だけで年齢を判断するのは難しそうですね。
偽の議員バッジの入手は簡単?どこで買えるの?

藤本叶人容疑者は、このようにスーツの襟元に偽の議員バッジをつけて犯行に及んでいました。
藤本容疑者が使った偽の議員バッジを拡大した画像がこちらです。

ちなみに本物の議員バッジがこちら。

左側が衆議院で、右が参議院です。
参議院の前身が貴族院であった名残なのか、衆議院のものよりも大きくて立派なのは面白いですね!
そして、偽物と本物を並べた画像がこちらです。

偽物は、菊の紋章が本物よりも大ぶりで、パーツの作りもチープな印象がありますね。
ちなみに「紐」の有る無しは真贋に関係ないようです。
赤松健参議院議員が、このようなツイートをしていました。
これによると、
ヒモは紛失防止用で、面倒だからつけない人も多い
とのことです。
藤本容疑者は、「偽の議員バッジはネットで購入した」と証言しているようです。
(偽の)議員バッジをつけているだけで、外務省にすんなり出入りできていしまったという今回の事件。
そのような、使い方次第では「危ない」アイテムが、簡単に入手できてしまうのでしょうか?
実は、中国のネット通販で簡単に変えてしまうというツイートもありました。
お値段、なんと99円!!!!
しかもこの商品、先ほどご紹介した藤本容疑者のバッジよりも精度が高い気がします。
また、オークションには議員バッジや、ぱっと見ると銀バッジによく似た「選挙管理委員会 委員之章バッジ」なども出品されています。
お値段はピンキリですね。

藤本容疑者がどこのサイトから購入したのかは分かりませんが、買おうと思えば偽の議員バッジは格安で手に入ってしまうことが分かりましたし、模倣犯が出てこないとも限りません。
「バッジ」の有無だけで判断してしまう今の警備体制を、今回の事件をきっかけに見直すべきときなのかもしれませんね。