10月20日(木)に放送された、ドラマ「silent(サイレント)」の第3話。
物語が大きな変化を迎えました。
第1話、第2話から緻密に積み上げられた伏線や細かい演出について、感想や考察をまとめます!
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「silent(サイレント)」第3話のあらすじ

「silent(サイレント)」第3話のあらすじです。
青羽紬(川口春奈)と佐倉想(目黒蓮)、どちらも大切な存在だからこそ本当の気持ちを伝えることができなかった高校時代から8年の時が経つ。
戸川湊斗(鈴鹿央士)は、今は自分が紬の一番近く似いるという自負と、心のどこかに残る不安を抱えながら過ごしていた。
そんな中、紬と想が一緒にいるところに遭遇してしまった湊斗は気持ちの整理がつかない。
想は桃野奈々(夏帆)と一緒にいる時に、一方で紬は春尾正輝(風間俊介)から手話レッスンを受ける中で、聞こえる人と聞こえない人との間にある距離感を、実感をもって感じていく。
そんなある日、想はあることのために紬の家へ向かうが、そこに紬の姿はなく・・・
フジテレビ「silent」HPより
「silent(サイレント)」第3話を見終えた皆さんの感想

「silent(サイレント)」第3話を見終えた皆さんの感想は・・・
まさしく
「湊斗!!君のこと誤解してた!!ごめん!!!!!」
の一色でしたね。
第1話は紬、第2話は想がメインだった感じがしますが、第3話はまさしく「湊斗」の回。
モノローグも湊斗でした。
そして、前回までの内容から
「湊斗=当て馬」
というイメージが出来つつあったのですが、第3話で完全にひっくり返されましたね!
結果、SNSには
「みなとくん、ごめん!!!」
の声が溢れました。
また、第3話によって、登場人物の過去も少しずつ明らかになってきています。
それらも含め、第3話での伏線回収や演出などの考察、新たな伏線など、みなさんの声を交えながらまとめていきます!
「silent(サイレント)」第3話の伏線・演出・考察まとめ

「silent(サイレント)」第3話で新たに出てきた出来事や、これまでの伏線回収、演出の考察などをまとめます。


「人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった」
のセリフには、即反応した人も多かったようです。
スピッツ、魔法のコトバ、ハチクロのセリフ・・・。
しっかりと、パーツが散りばめられていますね。
第1話では、紬の「うるさい」というセリフとタイトルバック。

第2話では、想の「うるさい」というセリフとタイトルバック。

それを踏まえて、第3話は、湊斗の「うるさい」になるのかと思いきや・・・
当てはめられたのは「踏切の警報音」でした。

踏切の警報音は確かに「うるさい」音ですよね。
タイトルバックが出るシーン、第4話がどうなるのかも気になるポイントです。

第1話、第2話で
・紬のイヤホンが壊れて音が出なくなったのが3年前
・想の聴力が完全に失われてしまったのが3年前
という描写がありました。
第3話で明らかになったのは、
・紬と湊斗が付き合い始めたのが3年前
ということ。
「3年前」というのはキーワードになりそうですね。
「3という数字は耳を表すのでは?」
という考察もありました!
深い!!
3/3が耳の日だったりっていうのも関係あるのかなって思います。
— ままいまちゃんピン🍚☕️🥕⛄️💙🖤 (@maiyan__0601) October 22, 2022
あと絵描き歌とかで耳を3に例えることもありますしね。
奥深いです👂 pic.twitter.com/K67L2gmENI

ベランダに出て、湊斗が想を発見するシーン。
湊斗がベランダに出るきっかけが「てんとう虫」でした。
その前のシーンから
「紬がたびたび窓を開けっ放しにして、部屋に虫が入ってくることがある」
ということが分かっていたので、「てんとう虫が室内にいる」ということにも納得感がありましたね。
そして、湊斗がてんとう虫の写真を撮ろうとしたら、シャッターを押す前にパッと逃げてしまいます。
逃げたてんとう虫を目で追うと、そこには想が・・・という演出に、やはりSNSの考察も盛り上がりました。
てんとう虫に込められた意味。
てんとう虫とスピッツの関係。
ここまで何度も出てきている「魔法のコトバ」のジャケットがてんとう虫なのは、絶対に意味がありそうですね。

このドラマは色々な「対になっている出来事」が多く用いられています。
第3話で気になった対比ポイントはこちら。
窓ガラス越しでは、会話ができなかった紬と湊斗。

でも、紬と想はガラス越しでも手話で会話ができる。

この対比が意味するものとは・・・?


第3話のクライマックスは、湊斗の想いが溢れた場面だと思います。
こちらについてもやはり「対比」が使われていましたね!
高校時代には、名前を呼ばれても「無視するフリ」をしておいて・・・

すぐに、イタズラっぽい笑顔で振り返ってくれた想。

でも今は、湊斗が呼びかけても・・・

聞こえない。
振り返ってくれない。

この、残酷なまでの「現実」が、ここで湊斗にハッキリと突きつけられました。第3話の前半で、踏切のところで名前を呼んだ時も、振り返らなかった想。

この時はまだ、なにかの間違いだと思いたかった湊斗・・・。

しかし、想と直接対面したことで、現実を目の当たりにしてしまいました。
第1話で、想の妹から想の耳が聴こえないと知らされた時の湊斗も、ショックのあまりしゃがみこんでいたのですが、

第3話ではさらに衝撃を受けて、泣きながらしゃがみこんでしまいました。

SNSでも、
「湊斗は嫉妬してるだけだと思ってたよ・・・ホントごめん!!」
という声がたくさん。
第2話で、ショックを受けている紬に「パンダ スペース 落ちる」で動画を検索させ、缶のコンポタも用意していた湊斗。
その時は
「なんてよく出来た彼氏なんだ!」
という声も上がりつつ、
「普通、そこまでやる・・・?」
という意見もあったのですが、第3話でその秘密が明かされましたね。
紬と湊斗が再会した時の出来事が下敷きになっていたのでした。
そして大事なポイントはここ!!
湊斗は、想にフラれた紬を慰めて付き合った訳ではありませんでした。

同じく、紬と湊斗が再会するシーンで、なぜ紬がフリーターになったのか、なぜタワレコで働いているのかも明らかなりました。
公式によると、紬は高校卒業後には短大に進学。
短大卒業後に都内で就職しているという設定でした。
しかし、その就職先がセクハラ・パワハラの横行するブラック企業。
湊斗は、「大丈夫、大丈夫」といいながら無理に頑張ろうとしていた紬を救い出します。
「そんな会社、辞めちゃえよ」
なんてことは言わずに、
「やればできるって、やらせるための呪文だよ。」
「期待と圧力は違うよ」
と、静かに紬に諭します。

翌日に退職願を出した紬。
鬱の一歩手前で、食欲もなかった紬が、笑顔で元気にハンバーグを頬張れるようになったのは、湊斗の存在があったからなのですね。

「誰かを思い出したみたいな顔で」音楽が好きだと言った紬が選んだバイト先がタワーレコードだったのです。

紬のバイト先であるタワーレコード。
看板には大きく
「NO MUSIC NO LIFE」
の文字がありますよね。
それを見つめる想の気持ちを思うと切ない、という声も上がっていました。
どんな思いで見ていたのか・・・。
でも、第3話では紬のバイト先まで行った想。
今でも紬が音楽を好きでいることが嬉しかったのかもしれません。


今後、物語を大きく動かすのは、この二人かもしれません。
やはりこの二人に注目している人も多いようです。
予想外の方向に物語を動かしていきそうな予感!

想の耳が聞こえなくなった病気が、遺伝性のものである可能性を示唆されたとき、動揺し、必死に否定していた母・律子。
萌の部屋をノックして、返事がなかったシーンでは
「ノック、聞こえなかった?」
と尋ねるのですが、そこには「返事くらいしなさい!」という怒りではなく、「まさか聞こえなかったの・・・?」という不安が滲んでいるのです。
想と同じように、妹の萌も同じ病気になったらどうしようという、不安を抱えている様子が伝わってくるような、細かな描写ですね。
手話教室の春尾先生。
これまでずっと、冷たいような、トゲのあるセリフばかりです。
その裏に、一体何があったのか?
過去に辛い経験をしているのでは?
と気になっている人が多いですね。
また、春尾先生と、奈々が元恋人では?という声も多数出ている模様。
ただ、公式サイトの相関図を見ると、まだ登場していないろう者の女性が一人いるので、その方が元恋人、という可能性もあるかもしれません。
第3話で描かれた、奈々がわざとリュックの口を開けて、それを想に閉めてもらうというシーン。
「策士!」
「案外あざとい子だった!」
とSNSもざわつきました。
さらに、見返してみると第1話でも同じことをしていたので、驚いたという人も多いよう。
奈々の人物像はまだ深く掘り下げられていないのですが、このシーンだけで「あざとい」という強烈なイメージがついてしまいました。
ですので、逆に今後は、この「一見あざといシーン」の意味がひっくり返るような伏線回収を期待してしまう、そんな私もいます笑。
想の表情にも注目です。
紬との対比?
「silent」第4話が待ちきれない!
次回、「silent」第4話は10月27日(木)です。
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