親子でお出かけ中に、近くにいたはずの子供の姿がいつの間にか消えて、ヒヤリとした経験はありませんか?
もちろんパパもママも気を付けているはずですが、やはり人間ですから、
一分、一秒たりとも子供から目を離さない!
なんてことは無理ですよね。
手のかかる小さなきょうだいがいて、上のお子さんから注意が逸れてしまう、なども良くあることでしょう。
でも、
「え?!いない・・・?!」
と気付いて、心臓がバクバクになりながら、祈るような気持ちで探し回る・・・
そんな気持ちは、一度経験すると二度と味わいたくないと思いますよね。
そこで今回は、大切な子供を迷子にさせないために、すぐできる迷子対策を5つ、お伝えしていきます。
全てのことができなくても、一つでも対策をしておくことで迷子のリスクがグッと減らせますよ。
できそうなところからでも、ぜひやってみてくださいね!
「すぐできる迷子対策5つ」とは?
それでは早速、すぐできる迷子対策5つを見てみましょう!
- 「服」で対策
- 「靴」で対策
- 「写真」で対策
- 「言い聞かせて」対策
- 「迷子札」で対策
目立つ服を着せましょう!
目立つ靴に名前を書いて履かせましょう!
子供の写真を一枚撮ってから遊びましょう!
年齢に合わせて言い聞かせましょう!
万一のために迷子札をつけてあげましょう!
いかがですか?
それほど難しくなさそうですよね。
実際、どれも手軽ににできるものばかりですよ♪
それではそれぞれの対策について、詳しく見ていきましょう!
「すぐできる迷子対策5つ」実践編!
5つの迷子対策について、一つずつ解説していきます!
1・「服」で対策
「服」で対策することで「迷子予防」と「迷子発見」のどちらにも役立つ方法です。
目立つ服を着せましょう
行楽シーズンで混雑する所や、子供が多く居る場所に出かけるときは、ちょっと派手めな目立つ服を着せるようにしましょう。
目立つ色のジャンパーや、派手めな色のトップス、大きなロゴの入ったTシャツなどです。
保護者の方が我が子をすぐに把握でき、見失ないにくいようなものを選びましょう。
ロゴTについては、お腹側だけでなく、背中側にもプリントがあるものを選べば、後ろ姿でも我が子を把握しやすいですよ。
デザイン性のある帽子なども有効ですが、幼いお子さんですと勝手に脱いでしまうこともあるので、お洋服でも対策しておくと安心ですね。
このように目立つ服ををさせておくことで、万が一迷子になったときに他の方にも見つけてもらいやすくなります。
きょうだいでおそろいの服を着るのも有効
きょうだいがいる場合は、おそろいの服を着せておくことも有効な対策になりますよ!
なぜなら係の方に、
「この子と同じシャツを着ています!」
と分かりやすい手がかりを伝えることができるからです。
なによりも、おそろいの服ってカワイイですからね♪
2・「靴」で対策
目立つ靴を履かせましょう
派手めの服を持っていないとか、シンプルな服が好きだから抵抗があるという方は、「靴」で対策してみるのはどうでしょうか?
服装はシンプルでも、靴をちょっと目立つ色にするのは、オシャレですし一石二鳥です!
「なぜ靴を?」と思いますが、目に付きやすい靴を履かせることで、子供とはぐれてしまったときに探しやすくなるんですよ。
人混みのなかではぐれた子供を探す場合、上から見ても大人に紛れてしまって見つけにくいのですが、目線を落として足もとと靴を見るようにすると、小さなお子さんを見つけやすいからなんです。
かかとの所に名前を書きましょう
あわせて、靴の後ろ部分に「お名前」を書いておくのもいいですね。
迷子になった子供が保護されたとき、本人が名前を言えなくても靴の名前で呼び出しをしてもらえる確率が上がります。
あまり目立つところに名前が見えていると、
「○○ちゃん?」
なんて良からぬ人に呼びかけられて、犯罪に巻き込まれるのでは?という不安もありますよね。
でも、靴ののかかとの所ならあまり目立ちませんから迷子対策になりますよ。
3・「写真」で対策
特に目立つような服を着せてこなかった!なんて時でも有効なのが、「写真」での対策です。
お出かけしたら記念に写真を撮ることが多いと思いますが、迷子対策も兼ねて、現地についたらすぐお子さん一人ずつの写真を撮影するようにしましょう。
スマホで構いませんので、しっかりと全身が写るように、お子さんの顔や服装が分かるように撮ります。
これで、万が一お子さんが迷子になったときに、探してくれる方々に子供の特徴をしっかりと伝えることができます。
「ボーダー柄のトップスで・・・」
といってもボーダーの幅だって色々ありますし、
「ピンクのシャツ」
といっても色の幅がありすぎます。
正確な情報を口頭で伝えるのは案外難しいものがあります。
保護者の方も気が動転して、どんな服を着せてきたっけ・・・?なんてしっかり思い出せない可能性もありますよね。
ですから、お出かけしたときはまず一枚、お子さんの全身の写真を撮ることを習慣にしておくと、いざというときに非常に有効ですよ!
4・「言い聞かせて」対策
こちらは、ある程度大人の話すことを理解できて、言われた通りの行動ができる年齢のお子さん向けの対策になります。
日頃から、もし迷子になったときにどう行動すれば良いのかを、具体的に「言い聞かせて」教えておくという方法です。
「迷子になったらパパやママが必ず探しに行くから、その場所を動かないで待っていてね」
迷子になったと気付いたときに一番良くないのは、お子さんが動き回ってしまうことなんですよね。
辿ってきたルートにいなければ、探す範囲を広げざるを得なくなりますし、子供の足は案外早くて想像以上に遠くまで行ってしまうこともあります。
その場から動かないことが徹底できれば、辿ってきたルートとその周囲を探せば素早く発見できるはず。
ですので、お子さんに何か一つだけ言い聞かせるなら、
「必ず探しに行くから、とにかく動かないで待つんだよ!」
ということをしっかり伝えましょう。
「近くに『○○の格好の人』がいたらその人に『迷子になりました』と言ってね」
「○○の格好の人」はなるべく具体的に
- こういうベストを着ている人
- こういうエプロンを付けている人
- こういう帽子をかぶっている人
など、お出かけ先でスタッフに当たる人の服装を具体的に教えるようにします。
例えば広い海水浴場など、あまりスタッフがいないような場所であれば、
「ママや、ばぁばくらいの年齢のおばさんに声をかける」ように教えるのも一つの手段です。
100%ではないですが、そのような方々は困っている幼い子供を放っておけず、一緒に保護者を探してくれたり、係員に引き継いてくれる確率が高いからです。
「迷子になったら「○○」に行って待っていてね」
家族でよく行ったことがあって、お子さんでも場所の見当がつくような所であれば、
「迷子になったら案内所のところに行って待っていてね」
などと決めておく方法もありますが、これはかなりしっかりしたお子さん向けですね。
言い聞かせて対策する場合は、お子さんの成長度合いに合わせて行うと良いと思います。
5・「迷子札」で対策
迷子札があれば保護者に連絡がつけやすい
市販品でも手作りでもいいのですが、お子さんの名前と連絡先を書いた「迷子札」を付けておくという方法です。
迷子を保護した人から連絡を貰える確率が高くなるので、万が一迷子になってしまったときには高い効果を発揮してくれるはず。
市販品も各種ありますし、手作りでも作れるものですから、お好みのものを選ぶと良いでしょう!
こちらでは個人的におすすめの商品を、一つだけご紹介しておきますね。
インフォバンドはおすすめです
「インフォバンド」という商品は、水に濡れても大丈夫なポリウレタンでできたバンドです。
ペンで保護者の携帯番号などの情報を書き込み、お子さんの手首に巻いて使います。
安全ピンを使用しないので小さなお子さんでも安心ですし、海やプールなどで名札タイプの迷子札が付けにくいシーンでも使えますよ。
Amazonで1本600円程度で販売されています。(まとめ買いだともっとお安いものもあります。)
繰り返し使えますし、一本持っておくと安心だと思います♪
子供はなぜ迷子になるの?
子供が迷子になる理由を理解しておくことも、大切な対策のひとつと言えるでしょう。
ご参考までに、その理由についてもお伝えしていきますよ。
ご存知のことも多いと思いますが、よろしければ一通り目を通してみてくださいね♪
子供は好奇心旺盛
幼い子供は本当に好奇心旺盛です。
- 動くもの
- 初めて見るもの
- 聞き慣れない音
など、興味を惹かれるものがあると、一瞬で夢中になってしまいますよね。
それが少し離れたところにあれば、確かめてみたくてパッとそちらに駆け出していってしまいます。
普段の生活とは違うお出かけ先では、特にそうなりやすいはず。
何に興味を惹かれるかわかりませんから、注意が必要です。
子供の視野は狭い
子供の視野の狭さをご存知ですか?
私達大人は、水平方向で約150度、垂直視野で約120度見えています。
しかし子どもの視野は、6歳の子供でも水平方向で約90度、垂直方向で約70度しかありません。
簡単に言うと、子供は大人と比べて6割程度しか周りが見えていないのです。
お子さんと買い物をしていて、あなたがほんのちょっと場所を移動しただけで
「ママー?どこーー?!」
なんて呼ばれた経験はありませんか?
これも、子供の視野の狭さから起こることが多い現象です。
親からは子供が見えていても、子供の側からすると視界からママがいなくなってしまって不安になり・・・
ママを探さなきゃ!と、あらぬ方向に歩きだしてしまって迷子に、というパターンですね。
保護者の油断も原因に
誰しも完璧な人間ではありませんから、どうしても油断してしまうことはあります。
- 後ろからちゃんと付いてきていると思っていたのに・・・
- パパが見てくれているはずだと思ったのに・・・
- もう○歳だし、しっかりしてきたから一人で待たせても大丈夫だと思ったのに・・・
あるあるですよね。
ずっと気を張っているのの疲れてしまいますが、油断は禁物です。
例えば、車を安全に運転するためには
「〜だろう」
ではなく
「〜かもしれない」
と考えて運転しよう!と言われています。
- こんな時間に誰も通らないだろう
- 向こうの車が止まってくれるだろう
- あの子供は飛び出してこないだろう
このように、「〜だろう」と楽観的に考えるのではなく
- こんな時間だけど誰かが通るかもしれない
- 向こうの車は止まらないかもしれない
- あの子供が飛び出してくるかもしれない
このように、「〜かもしれない」とリスクを想定して運転するというものです。
これはそのまま迷子対策にあてはめられますよね。
- 後ろから付いてきていないかもしれない
- パパに頼んだけど目を離しているかもしれない
- もう○歳だけど、一人で待つのは難しいかもしれない
という具合です。
自分が油断したことが原因で子供に不安な思いや怖い思いををさせたとなれば、後悔してもしきれません。
「〜だろう」ではなく「〜かもしれない!」と考える癖をつけて、子供を迷子から守ってあげたいですね!
まとめ:一番重要なのは保護者の意識
いかがでしたでしょうか?
子供が迷子になる理由と、5つの対策についてみてきましたので、まとめてみます。
やってみて!すぐできる迷子対策5つ
- 「服」で対策
- 「靴」で対策
- 「写真」で対策
- 「言い聞かせて」対策
- 「迷子札」で対策
目立つ服を着せましょう!
目立つ靴に名前を書いて履かせましょう!
子供の写真を一枚撮ってから遊びましょう!
年齢に合わせて言い聞かせましょう!
万一のために迷子札をつけてあげましょう!
知っておこう!子供がが迷子になる理由
- 子供は好奇心旺盛だから
- 子供の視野は狭いから
- 保護者が油断してしまうから
一瞬の油断が隙を作ることを忘れないで
物理的にできるかぎりの対策をしても、
「ほんの少しの時間だから大丈夫だろう」
「もうだいぶしっかりしてきたから平気だろう」
という保護者の油断が迷子につながってしまうのは、残念ながらよくあることです。
「〜だろう」 ではなく 「〜かもしれない」 という意識をもって、子供を迷子から守り、楽しいお出かけにしましょうね!