驚きのニュースが飛び込んできました。
マサカリ投法で一時代を築いた、あの村田兆治さんのお名前を、こんな形で目にすることになるとは驚きです。
現在72歳の村田兆治さん。
お仕事や活動などは何をされていたのか気になりますね。
村田兆治の現在は”まだまだ現役”だった!
40歳で現役を引退した村田兆治さんは、
・野球解説者やスポーツ評論家
・福岡ダイエーホークスの一軍投手コーチ
・本の執筆活動
・始球式での登板
などもされていいました。
最近はあまりメディアで見かけなくなっていましたが、一番最近では
2020年8月22日のロッテ対ソフトバンク戦の始球式
に登板しています。
70歳の村田さんは、その時もしっかりマサカリ投法!

当時の様子はこのように報じられていました。
元ロッテの村田兆治氏(70)が2年ぶりの始球式に登板。伝説のマサカリ投法から見事な速球を投げ込むと、スタンドから大きなどよめきが起こった。「ファンの皆さんに元気を与えられるような球を投げ込みたい」と話していた通り、魂のこもった1球だった。
スポニチアネックス
2019年の投球の様子を捉えた動画も。
ロッテのユニフォームがいいですね!
村田兆治さんは、まだまだ ”現役” のプレーヤーだと言えるのではないでしょうか。
現在は離島の少年野球チームを育成する活動に尽力中!
また、村田兆治さんは、自分がプレーするという以外にも熱心に取り組んでいることがありました。
まずは2005年3月、プロ野球OB13人を率いて、長崎県対馬市に
「対馬まさかりドリームス」
を設立し、投手兼監督に就任。

そして、村田兆治さんは
「離島甲子園」(全国離島交流中学生野球大会)
を提唱します。
その後、2008年から「対馬まさかりドリームス」を率いて全国の離島を巡り、「離島甲子園」を開催しているのです。
離島甲子園とは、
平成20年から全国の離島の中学生が一堂に会し、野球を通じて交流することにより、人間形成や地域振興に寄与することを大会の目的としています。参加チームはトーナメント形式で優勝をめざします。
敗者となったチームは交流戦をおこないます。
また、村田兆治さんを中心に結成されたプロ野球OBが結成した「まさかりドリームス」による野球教室なども開催されます。
日本離島センター
とあるように、離島の野球少年たちを育成する活動です。

離島に住んでいる子供たちは、野球を頑張りたくても、
・9人のチームすら組めない
・満足に試合もできない
といった厳しい状況にあります。
そうした子どもたちをサポートしたいと、村田さんは考えたのだそうです。
「離島甲子園」の活動が評価され表彰される!

「離島甲子園」の活動が社会貢献活動として評価され、2021年には日本財団から
「HEROs AWARD 2021」
を贈られています。
受賞のコメントとして村田兆治さんは次のように語ったそうです。
離島の野球少年は島外との交流機会が少なく、対外試合を行うことも難しい。村田氏は「離島の子ども同士の間に交流、絆が生まれれば」との思いで活動を続けてきた。「プロ野球選手になることだけが成功ではない。かつての出場選手から『野球は辞めましたが、教師になりました』とか『企業の営業職で頑張っています』などと連絡をもらうことがあって、とてもうれしい。大会をキッカケに人として成長してくれれば何よりです」と語る。
フルカウント
「離島甲子園」はすでに12回大会を行っていて、出場チームも10チームから26チームにまで増えたそう。
こうした素晴らしい活動の内容を知れば知るほど、今回の「逮捕」という報道が残念でなりません。