2022年9月22日、情報番組の「ミヤネ屋」で
統一教会「改革」表明会見
が生中継されました。
会見をしたのは
・教会改革推進本部長の勅使河原 秀行氏
・顧問弁護士の福本 修也(ふくもと のぶや)弁護士
の2人。
その会見中、半ばキレたような言動が見られた福本弁護士に、世間の注目が集まりました。
この会見の様子を見ていた人々の多くはこのようにツイート。
福本弁護士、見てる方が恥ずかしくなるキレ具合。
マジ切れしてた顧問弁護士の福本修也。人は痛いところを突かれると、本性が出るものだ。
福本弁護士のキレ方の見苦しさ。 放送に耐えかねる
金平さんを指差し、 「もう、切ってください!」と司会者に… あのキレ方、尋常ではなかったもの
あんなんで、改革なんてできるはずもないわ
「改革」表明会見だというのに、ありえないキレ方をしていた福本弁護士にドン引きした人も多かったことでしょう。
この「福本修也弁護士」とは一体どんな人物なのでしょうか?
福本修也弁護士のプロフィール

福本弁護士のプロフィールはこちらです。
- 名前:福本 修也(ふくもと のぶや)
- 生年月日:1963年5月18日
- 年齢:59歳(2022年9月現在)
- 出身地:広島県
- 最終学歴:1988年3月 東京大学法学部卒業
福本修也弁護士は東京大学の法学部を卒業しています。
続いて、東京大学在学中から現在までの、福本修也弁護士について見ていきましょう。
● 東京大学の原理研究会出身
福本修也弁護士は、東京大学在学中に東大の「原理研究会(CARP)」に入会したと言われています。
※ 原理研究会(CARP):旧統一教会の総裁、文鮮明が提唱する「統一原理」を研究する団体のこと
● 1988年(東京大学を卒業した年)に合同結婚式を受ける

1988年10月30日、福本弁護士は25歳のときに旧統一教会の合同結婚式を受けています。(6,500組の合同結婚式でした。)
(つまり、福本修也弁護士は統一教会の信者ということになります。)
●同じく1988年の10月に司法試験合格 → 東京地検検事に
合同結婚式と時を同じくして、福本修也弁護士は司法試験に合格しています。(合格の知らせが届いたのは、合同結婚式の二日前だったとか。)
1991年に司法修習終了後は、東京地検の検事になりました。
●検事を9年間つとめて退官 → 弁護士に
それから9年後の2000年に検事を退官し、弁護士となります。
「平河総合法律事務所(統一教会顧問弁護士の稲見友之氏が所長を務めていた)」を経て、2008年に独立。
東京都千代田区麹町に「福本総合法律事務所」を開設し、現在に至ります。

福本総合法律事務所の業務内容は、HPによると
「企業法務・民事・商事・独禁法・知財法・行政・刑事・国際法務・エスクロー」
となっています。
Wikipediaでは
上場企業を含む会社、学校法人、医療法人などの企業団体法務(3割)、民事・商事(6割)、刑事(1割以下)を扱っており,M&Aや企業の外部調査委員なども一部手掛けている
とあり、所属弁護士は福本修也弁護士一人の事務所ながら、かなりいろいろな案件を受任していることが伺えます。
また、過去に旧統一教会が当事者となった多くの訴訟で、代理人を務めています。
福本修也弁護士の豪邸は推定3億円?!
先日の記者会見でも「異議あり!」を連発していた、鈴木エイト氏のサイトには、このようなタイトルの記事があります。
「統一教会幹部信者弁護士が都内一等地に3億円(推定)豪邸を建設していた!」
記事は2013年のもので、福本弁護士の豪邸について詳しく書かれています。
統一教会関連の裁判で度々本紙にも登場する統一教会幹部信者で教団顧問弁護士の福本修也弁護士(50)。
その福本弁護士が3年前、都内屈指の高級住宅地である渋谷区松濤に推定3億円(土地建物込み)の豪邸を建てていたことが判った。
エンドレス献金等で経済的に厳しい状況に置かれている末端信者が居る一方で、同じ教団の幹部信者弁護士は随分と羽振りが良いようだ。
やや日刊カルト新聞
「都内の一等地」にあるという福本弁護士の自宅があるのは、言わずと知れた日本屈指の高級住宅街「渋谷区松濤」。
ちなみに「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の本部住所は
東京都渋谷区松濤1-1-2
となっており、同じく渋谷区松濤にあります。

さて、2010年に完成した福本弁護士の豪邸は、土地だけでも2億円以上とみられるといい、建物も合わせると3億円は下らないと推定されるそう。
Googleのストリートビューで見るとこのような外観。


鉄筋コンクリート造の3階建てで、とてもモダンで外壁も高級感があります。
鈴木エイト氏のサイトには、この建物に付けられた表札の画像も掲載されており、そこには
「Fukumoto」
と書かれていますので、こちらの建物が福本弁護士の自宅であることは間違いないようです。
また、元統一教会の信者だったという人の匿名のブログに、このような記載があるのを見つけました。
信者が献金地獄で家や土地を奪われ、献金の借金に苦しめられている一方で、教会お抱え弁護士は高い弁護士費用を教会から受け取り豪邸暮らし。
こんなことがあっていいのでしょうか?グーグルストリートの渋谷区松濤◯丁目◯には、豪邸建設前の更地にしっかりと福本氏の名前が書かれた建築確認が立てかけてある。
「ようのブログ」より
つまり、土地所有者であり、建築主であるということだ。(2013年4月20日)
(当方で一部を伏せ字にさせていただきました)
ブログは匿名ですし真偽のほどは不明ですが、この方が2013年にストリートビューで見た時には、建物が立つ前の更地の様子と、福本氏の名前が書かれた建築確認の看板が確認できたといいうことのようです。
鈴木エイト氏の記事には、福本弁護士の自宅を設計した事務所についても触れられています。
そして、その建築設計事務所の「建築実例」として、福本弁護士の自宅とみられる画像が紹介されているのです。
「渋谷区 F邸」との紹介で、外観の特徴(天然石の外壁・窓の位置や大きさ・表札やインターホンの位置など)もストリートビューの建物とすべて一致しているのがおわかりいただけるかと思います。

こちらの「渋谷区 F邸」は、建物の内部についても多数の画像が掲載されています。
サムネイルで見るとこんな感じです。

まるでギャラリーのような広々とした内部。

大きな吹き抜けのある開放的なダイニング。

間接照明が素敵な和室や、

プライベートを確保した、ウッドデッキのあるお庭も。

どれも、庶民からするとため息が出てしまうような物件ですね。
「ボックスクリエイト」のHPはこちら→☆
鈴木エイト氏の記事はこちらです↓。
統一教会幹部信者弁護士が都内一等地に3億円(推定)豪邸を建設していた!
まとめ
東京大学在学中に「原理研究会(CARP)」に入会した福本修也弁護士は、東京地検の検事となり、その後弁護士に転身するという華々しい経歴の持ち主でした。
また彼は「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」のエリート幹部信者なのだそうです。
福本弁護士の事務所HPには、自己紹介としてこのような文章が掲載されています。
(前略)独自に修得した法廷尋問技術(特に反対尋問技術)に関しては,ある意味,法律論展開力以上に自信を持っています。
(中略)
反対尋問こそは法曹としての総合力が問われ,古典や歴史をはじめとする一般教養,心理学,科学,社会・経済情勢,雑学に至るまで法律以外の幅広い知識及び人間観察の蓄積がものを言う領域であり,公私において何事も人間研究の研鑽と捉え,日々の糧としています。
福本総合法律事務所HPより
先日の記者会見で、世間から「キレ気味」だと話題になった対応も、得意な「法定尋問技術」を駆使したものだったのでしょうか・・・。
会見の様子を見ても、まだまだ世間からの風当たりは強いようですので、今後も福本弁護士の手腕が問われることでしょう。